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Sub SetBreakByFName( in_Path as string )
指定した名前のファイルをライトするときにブレークさせます。
【引数】
in_Path
ブレークするファイル名
g_debug ≧ 1 のときだけブレークします。
vbslib の関数(copy、del、OpenForWrite など)ではない(g_fs.CopyFile など)関数によって
ライトしたときはブレークしません。
→ T_Debug フォルダ
テスト
SetBreakByFName "Out.txt" '// TODO:
関連
Sub SetBreakByPath( in_Path as string, in_Count as integer )
in_Count
何回目のライトでブレークするか。 Empty = 毎回
サンプル
ソース
→ vbslib.vbs
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(src)
Function IsWriteAccessDenied( ErrNumber as integer, Path as string,
FolderOrFile as bitfield, in_out_nRetry as integer )
負荷が高いときに発生する書き込み拒否エラーに対処します。
【引数】
ErrNumber
チェックするエラーコード
返り値
書き込み拒否エラーが発生したかどうか
<WARNING msg="書き込みできません。" msg2="再試行しています" retry_count="1"
path="C:\folder\file.txt"/>
VBScript (Windows) では、ファイルがロックされたときだけでなく、ディスク・アクセスの負荷が
高くなると、書き込み拒否エラー(エラーコード 70)が発生します。 このエラーに対処しないと、
スクリプトによる自動実行が中断されてしまいます。 IsWriteAccessDenied は、書き込み拒否
エラーによってスクリプトが中断されないように、再試行するスクリプトの記述を補助します。
コマンドプロンプト(cscript.exe)で動く vbslib で、書き込み拒否エラーが発生したら、
次の警告を表示して、グローバル変数 g_FileSystemRetryMSec に指定した時間(ミリ秒)
(通常4秒)だけ Sleep します。 グローバル変数 g_FileSystemMaxRetryMSec に指定した
時間(ミリ秒)(通常60秒)だけ再試行したら、書き込み拒否エラーを発生させます。
再試行は、IsWriteAccessDenied の内部では行いません。 参考:下記サンプル。
ウィンドウ(wscript.exe)で動く vbslib で、書き込み拒否エラーが発生したら、次の警告を
表示して [ 再試行 ] か [ キャンセル ] を選ぶメッセージボックスが表示されます。
ユーザーが入力するまで自動実行は一時停止します。
書き込みできません。
[再試行] [キャンセル]
アクセスしたパス
(入出力) 再試行回数
Path
in_out_nRetry
Dim f, path, n_retry, en, ed
n_retry = 0
Do
On Error Resume Next
Set f = g_fs.CreateTextFile( path )
en = Err.Number : ed = Err.Description : On Error GoTo 0
If not IsWriteAccessDenied( en, path, F_File, n_retry ) Then Exit Do
Loop
If en <> 0 Then Err.Raise en,,ed
サンプル: 高負荷状態でも使える CreateTextFile
path
path
再試行ユーザーインターフェース
参考
FolderOrFile
F_File または F_Folder または F_File or F_Folder
テスト
→ T_Replace_target.vbs # T_FromLock
→ T_Copy.vbs # T_CopyLocked
→ T_File.vbs # T_OverwriteFolderFile
キーワード:
書き込み拒否エラー(エラーコード 70)が発生する可能性があるものの例
g_fs.CopyFile, g_fs.CopyFolder, g_fs.MoveFile, g_fs.MoveFolder
g_fs.DeleteFolder, g_fs.CreateFolder
g_fs.CreateTextFile, g_fs.OpenTextFile
File::Name への代入による改名, ADODBStream::SaveToFile
vbslib が提供するファイル操作機能は、書き込み拒否エラーが発生しないように対処されて
いるため、IsWriteAccessDenied を呼び出す必要はありません。
→ T_File_w_Manually.vbs
→ T_File_c_Manually.vbs
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SetReadOnlyAttribute "C:\Folder", False
指定のファイル、または、指定のフォルダーの中にあるすべてのファイルの、読み取り専用属性を変更します。
【引数】
in_Path
読み取り専用属性を変更するファイルが入ったフォルダーのパス
サンプル
Sub SetReadOnlyAttribute( in_Path as string or Folder or File, in_IsReadOnly )
読み取り専用属性を変更するファイルのパス
読み取り専用属性を変更するファイルが入ったフォルダーの
読み取り専用属性を変更する
ソース
→ vbslib.vbs
関連
テスト
→ T_File.vbs
T_GetReadOnlyList
←
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SetFilesToReadOnly "C:\Folder"
Sub SetFilesToReadOnly( in_Folder as string or Folder )
フォルダーの中にあるすべてのファイルを、読み取り専用にします。
【引数】
in_Folder
読み取り専用に設定するファイルが入ったフォルダーの
関連
サンプル
ソース
→ vbslib.vbs
注意
この仕様は削除される予定です。 代わり
←
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▲
SetFilesToNotReadOnly "C:\Folder"
Sub SetFilesToNotReadOnly( in_Folder as string or Folder )
フォルダーの中にあるすべてのファイルを、読み取り専用ではなくします。
【引数】
in_Folder
読み取り専用を解除するファイルが入ったフォルダーの
関連
サンプル
ソース
→ vbslib.vbs
注意
この仕様は削除される予定です。 代わり
←
▼
▲
SetFileToReadOnly "C:\Folder\File.txt"
Sub SetFileToReadOnly( in_File as string or File )
ファイルを読み取り専用にします。
【引数】
in_File
読み取り専用に設定する
関連
サンプル
ソース
→ vbslib.vbs
注意
この仕様は削除される予定です。 代わり
←
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▲
SetFileToNotReadOnly "C:\Folder\File.txt"
Sub SetFileToNotReadOnly( in_File as string or File )
ファイルを読み取り専用ではなくします。
【引数】
in_File
読み取り専用を解除する
関連
サンプル
ソース
→ vbslib.vbs
注意
この仕様は削除される予定です。 代わり
←
▼
▲
バイナリー・ファイルのデータを扱いやすくするクラスです。
ファイルを配列のように扱うことができます。
関連
Set bin = new BinaryArray
bin.Size = 4
bin(0) = &hFF '// low byte of BOM
bin(1) = &hFE '// high byte of BOM
bin(2) = &h80 '// low byte of hiragana mu
bin(3) = &h30 '// high byte of hiragana mu
bin.Save "unicode_sample.txt"
サンプル
バイナリーファイルへライト。 Unicode 形式のテキストファイル 「む(=0x3080)」 を作る
Set bin = ReadBinaryFile( "unicode_sample.txt" )
If bin(0) = &hFF and bin(1) = &hFE Then
echo "This is unicode file."
End If
バイナリーファイルからリード。Unicode 形式のテキストファイルかどうか判定する
メンバー
Set bin = new BinaryArray
bin.Load "unicode_sample.txt"
strbin = bin.Read( Empty, Empty )
strbin = LeftB( strbin, 2 ) + ChrB( &h6F ) + ChrB( &h30 ) + MidB( strbin, 3 )
bin.Write strbin, 0, Empty
bin.Save "unicode_sample.txt"
LeftB, MidB, RightB, LenB, AscB, ChrB は、文字列操作関数のバイナリ版です。
ファイル:
System.vbs
配列の要素。 配列番号。 (デフォルト・プロパティ)
配列の要素数。 バイト・サイズ
配列の要素数。 バイト・サイズ
配列の要素数。 バイト・サイズ
配列の要素数を変更します。 ReDim Preserve と同じです。
ファイルの内容を、配列に入力します。
配列の内容を、ファイルに出力します。
配列の内容の一部を、Byte 配列にして返します。
配列の内容の一部を、変更します。
配列を空にします。 配列要素数は 0 になります。
配列の最大要素番号を返します。
配列のすべての要素を文字列にします。 ダンプします。
テスト
→ T_Binary フォルダ
(src)
配列の内容の一部を、構造化した辞書を取得します。
構造化した配列を使って、バイナリ配列の内容の一部にライトします。
Dim bin, out, size
bin.Write &h10, Empty, Array( &h12, &h34, &h56, &h78, &h9A, &hBC, &hDE )
size = bin.ReadStruct( &h10, out, Array( "a", vbByte, "b", vbInteger+vbArray, 3 ) )
'// out("a") = &h12
'// out("b")(0) = &h5634
'// out("b")(1) = &h9A78
'// out("b")(2) = &hDEBC
バイナリーファイルを構造化してリードする
.WriteFromBinaryArray
配列の内容の一部をコピーします。
Set bin = new_BinaryArray( Array( &h42, &h4D ) )
バイナリーデータを作成する
関連
echo_v new_BinaryArrayAsText( "漢字", Empty ).xml
←
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▲
Set bin = new_BinaryArray( Array( &h42, &h4D ) )
Function new_BinaryArray( IntegerArray as array of integer ) as BinaryArray
バイナリ配列を生成します。
【引数】
IntegerArray
バイナリーの内容に相当する配列。 数値型または
返り値
生成されたバイナリ配列
関連
サンプル
ソース
→ System.vbs
binary = bin_1.Read( &h10, &h28 )
echo_v GetEchoStr( new_BinaryArray( binary ) )
←
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Function new_BinaryArrayFromFile( Path as string ) as BinaryArray
バイナリ・ファイルからバイナリ配列を生成します。
【引数】
Path
バイナリ・ファイルのパス
返り値
生成されたバイナリ配列
ソース
→ System.vbs
関連
←
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▲
Set bin = new_BinaryArrayFromBase64( "EjRWeA==" )
Function new_BinaryArrayFromBase64( Base64_Text as string ) as BinaryArray
Base64 でエンコードされた文字列からバイナリ配列を生成します。
【引数】
Base64_Text
Base64 でエンコードされた文字列
返り値
生成されたバイナリ配列
サンプル
ソース
→ System.vbs
テスト
→ T_Binary.vbs
Test_of_Base64
関連
←
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Set bin = new_BinaryArrayAsText( "漢字", "EUC-JP" )
Function new_BinaryArrayAsText( Text as string, CharacterSet as string ) as BinaryArray
文字列から指定した文字コードセットのバイナリ・データを持つバイナリ配列を生成します。
【引数】
Text
文字列
CharacterSet
文字コードセット、Empty を指定すると "Unicode"
サンプル
ソース
→ System.vbs
テスト
→ T_Binary.vbs
T_Binary_TextCharacterSet
関連
生成されたバイナリ配列
返り値
文字コードセット一覧
EUC-JP 形式の文字列が格納されたバイナリ配列を生成します。
サンプル
文字列の中のすべての文字コード(Unicode)を表示します。
echo_v new_BinaryArrayAsText( "漢字", Empty ).xml
文字列が異なっていたら Diff ツールを開きます
Unicode の場合、バイナリ配列の先頭に BOM (FF FE) が入ります。
←
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▲
Default Property BinaryArray::Item( i as integer ) as integer
配列番号を使って、バイナリ配列の要素を参照します。 (デフォルト・プロパティ)
【引数】
i
配列の要素の番号。 先頭は 0
Dim bin : Set bin = new BinaryArray
bin.Load "a.bin"
echo bin(0) '// bin.Item(0) と同じ
bin(0) = &h30
サンプル
bin(0)
bin(0)
(src)
1バイトずつアクセスします。
←
▼
▲
Property BinaryArray::Size as integer
Property BinaryArray::Length as integer
Property BinaryArray::Count as integer
バイナリ配列の要素数。 バイト・サイズ
値を設定すると、配列のサイズが変化します。
大きくなった部分の値は、0x00 になります。
小さくなった部分は削除されます。
Dim bin : Set bin = new BinaryArray
bin.Load "a.bin"
bin.Size = bin.Size + 1
bin.Save "a_plus1.bin"
サンプル
Size
Size
←
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▲
Sub BinaryArray::ReDim_( UBound as integer )
バイナリ配列の要素数(=バイトサイズ)を変更します。 ReDim Preserve と同じです。
【引数】
UBound
新しい配列の最大要素番号
ReDim の末尾にアンダースコアが付いています。
(ReDim は予約語であるため。)
(src)
←
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▲
Sub BinaryArray::Load( Path as string )
ファイルの内容を、バイナリ配列に入力します。
【引数】
Path
ファイルのパス
バイナリ配列に元々入っていた内容は無くなります。
関連
←
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▲
Sub BinaryArray::Save( Path as string )
バイナリ配列の内容を、ファイルに出力します。
【引数】
Path
ファイルのパス
Dim i
Dim bin : Set bin = new BinaryArray
bin.ReDim_ &hFF
For i=0 To &hFF : bin(i) = i : Next
bin.Save "a.bin"
サンプル
←
▼
▲
Function BinaryArray::Read( Offset as integer, Length as integer ) as array of Byte
バイナリ配列の内容の一部を、Byte 配列にして返します。
【引数】
Offset
配列の中で抽出する部分の先頭の位置。 配列の先頭から = 0
配列の中で抽出する部分の長さ(バイト)。 -1 = 最後まで
Length
Offset = 0 または Empty にすると、配列の先頭からになります。
Length = -1 または Empty にすると、配列の最後までになります。
返り値
配列の内容の一部を抽出した Byte 配列
返り値に、文字列関数 LeftB, MidB, RightB, LenB, AscB, ChrB を使うことができます。
返り値に対して + 演算子は使えませんが、MidB( ByteArray, 1 ) などで String 型に変換
すれば、+ 演算子が使えます。
サンプル
binary = bin.Read( &h10, &h28 )
echo AscB( MidB( binary, 3, 1 ) )
サンプル
(src)
関連
←
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▲
Sub BinaryArray::Write( Offset as integer, Length as integer, ByteArray as variant )
バイナリ配列の内容の一部を、変更します。
【引数】
ByteArray
変更内容が格納された文字列(UTF-16)、または配列、または数値
Length
配列の中で変更する部分の長さ(バイト)。 -1 = ByteArray 引数の全体
配列の中で変更する部分の先頭の位置。 配列の先頭から = 0
Offset
Offset = 0 または Empty にすると、配列の先頭からになります。
Length = -1 または Empty にすると、配列の最後までになります。
サンプル
bin.Write 0, Empty, Array( &h42, &h4D )
サンプル
bin.Write 0, 2, ChrB( &h42 ) + ChrB( &h4D )
bin.Write 1, 1, &h4D
関連
(src)
←
▼
▲
Function BinaryArray::ReadStruct( Offset as integer, out_Dic as dictionary,
FormatArray as integer ) as integer
バイナリ配列の内容の一部をリードした内容を、構造化した辞書を取得します。
【引数】
Offset
配列の中で抽出する部分の先頭の位置。 配列の先頭から = 0
(出力) 数値の辞書。 キーは FormatArray に指定したもの。
out_Dic
返り値
抽出した部分のバイナリの大きさ(バイト)
サンプル
Dim bin, out, size
bin.Write &h10, Empty, Array( &h12, &h34, &h56, &h78, &h9A, &hBC, &hDE )
size = bin.ReadStruct( &h10, out, Array( "a", vbByte, "b", vbInteger+vbArray, 3 ) )
'// out("a") = &h12
'// out("b")(0) = &h5634
'// out("b")(1) = &h9A78
'// out("b")(2) = &hDEBC
バイナリ配列から抽出する部分の型の集合 (下記)
FormatArray
(src)
FormatArray 引数
out_Dic (辞書型) に格納するキーの名前と、値の型を、順番に並べた配列を指定します。
vbInteger などの型に +vbArray したときは、配列をリードします。 このとき、更に配列の
要素数を指定してください。 要素数を -1 にすると、ファイルの最後までリードします。
下記の c は、ADODBConsts です。
vbByte
1バイト、符号なし、0〜255
vbInteger
2バイト、符号あり、-32768〜32767, &h0000〜&hFFFF
vbInteger + c.Unsigned
2バイト、符号なし、Long型、0〜65535
vbLong
4バイト、符号あり、-2147483648〜2147483647、&h10000〜&hFFFFFFFF
* + vbArray
配列。 vbByte などの型に vbArray をプラスしてください。
FormatArray には、配列の要素数も指定してください。
要素数を -1 にすると、ファイルの最後までリードします。
&h10 out
"a", vbByte, "b", vbInteger+vbArray, 3
関連
←
▼
▲
Sub BinaryArray::WriteStruct( Offset as integer, FormatAndDataArray as array )
構造化した配列を使って、バイナリ配列の内容の一部に、バイナリーデータをライトします。
【引数】
Offset
バイナリ配列の中で変更する範囲の先頭位置。 配列の先頭から = 0
バイナリ配列へライトする部分の型とライトする値の集合 (下記)
FormatAndDataArray
サンプル
bin.WriteStruct &h40, Array( vbByte, &h12, vbInteger, Array( &h5634, &h9A78, &hDEBC ) )
'// bin = 0x0040 : 12 34 56 78 9A BC DE
関連
(src)
FormatAndDataArray 引数
「値の型」 要素と、「値、または、値を並べた配列」 要素を繰り返す配列を指定します。
vbByte
1バイト、符号なし、0〜255
vbInteger
2バイト、符号あり、-32768〜32767, &h0000〜&hFFFF
vbInteger + c.Unsigned
2バイト、符号なし、Long型、0〜65535
vbLong
4バイト、符号あり、-2147483648〜2147483647、&h10000〜&hFFFFFFFF
バイナリ配列 bin の 0x40 の位置に、vbByte型(8ビット整数型)の 0x12 と、vbInteger型(16ビット
整数型)の 0x5634, 0x9A78, 0xDEBC を格納します。
バイナリ配列 bin の 0 の位置に、vbByte型(8ビット整数型)の 0x12、0x34、0x56、0x78
を格納します。
bin.WriteStruct 0, Array( vbByte, Array( &h12, &h34, &h56, &h78 ) )
'// bin = 0x0000 : 12 34 56 78